社会・政治

ウェリントンブーツって何?特徴や歴史を調査!【Googleロゴ】

2019年12月5日のGoogleロゴがウェリントン・ブーツになりましたが、そもそもウェリントン・ブーツとはいったい何なのでしょうか?

その特徴や歴史を調査すれば、なぜGoogleロゴに選ばれたのかも見えてくるかもしれません。

というわけで今回は、「ウェリントンブーツって何?特徴や歴史を調査!【Googleロゴ】」と題してまとめていきたいと思います。

ウェリントンブーツって何?特徴は?

ウェリントン・ブーツ…すごく簡単に言ってしまうと、長靴。

ゴム長、雨靴とも呼ばれるもの。日本でも老若男女問わず小さいころからお世話になってきたアレですね!

名称は他にも色々あり

  • ラバーブーツ
  • レインブーツ
  • ゴムブーツ

など。しかし日本では革製のブーツを指して「ウェリントン・ブーツ」と呼ぶことがあるとのこと。

日本では革製のブーツを指してウェリントン・ブーツと呼ぶことがある。これは初代ウェリントン公爵が作成した元来のウェリントン・ブーツを指している。このブーツは胴(シャフト)が長く膝下まであり、ラウンドトゥ、低めの踵を持つ。素材はカーフ(子牛)が多い。

日本ではまた、アメリカで「ランチ(牧場)ウェリントン」「ウエスタン(西部)ウェリントン」と呼ばれている革靴を指して「ウェリントン・ブーツ」と呼ぶ場合もある。

引用元:ウェリントン・ブーツwiki

 

ウェリントン・ブーツの特徴としては、素材がゴムかポリ塩化ビニルであること。ウェリントン・ブーツで知名度の高い会社はイギリスのハンター(HUNTER)と、フランスのエーグル(Aigle)です。

ウェリントン・ブーツの歴史!Googleロゴになっている理由とは!?

ウェリントンブーツが広まったのは19世紀イギリスでのこと。

初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリー(イギリスの貴族であり軍人・政治家)が乗馬靴として依頼したのが始まりです。

元々は乗馬時の騎兵が脛に怪我を負うことが多いことが理由で脛をガードできる(覆える)乗馬靴を依頼。

ヘッセン・ブーツという、18世紀にドイツ南西部の「ヘッセンの傭兵」が履いていた軍用の長靴をベースに作成が進められましたが、ヘッセンブーツにあった装飾を取り除き、よりフィットするように手を加えたものがウェリントン・ブーツでした。

ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーから依頼を受けてウェリントン・ブーツを作成したのは、当時ロンドンでも超一流として知られた靴職人の一家・ホービー家です。

ホービー家は王族御用達としても名高い凄腕の靴職人で、貴族である初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーから依頼を受けるに足る実力を持っていたことは疑いの余地がありません。

 

そして完成したウェリントン・ブーツは、初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーの活躍もあって広く知れ渡り、イギリスで一大ブームを巻き起こします。

英国の紳士たちはこぞってこのブーツを履くようになったのだとか。18世紀・19世紀といえども、紳士たちはオシャレや流行に敏感だったのでしょうね。

その後も流行のズボンの丈に合わせてふくらはぎの中央付近までの高さのウェリントン・ブーツや、くるぶしまでの高さのものが登場しました。

現代の人がくるぶしまでの高さの靴下を履いているように、当時から高さを調整してファッション性や独自性に磨きをかけるという発想があったことに驚き!

ところがこの頃はまだウェリントン・ブーツは今のようないわゆる「長靴(レインブーツ)」とは少し違っていて、革で出来ていました。なので防水性は低かったのです。

後の1852年にゴムで作った防水性のウェリントン・ブーツが広まるようになりました。

1852年にはゴムで防水性のものが作られて一般に広まった。1852年に実業家ヒラム・ハッチンソン(Hiram Hutchinson)はゴム硫化法を発明したチャールズ・グッドイヤー(Charles Goodyear)と知り合っていた。グッドイヤーはタイヤの作成を試みていたが、ハッチンソンは靴作成の特許を取得し、1853年にフランスでゴム製の靴を作成する工場を立ち上げた(現在のエーグル社)。

当時、人口の大多数は農民や牧民であり、彼らはぬかるんだ場所でも木靴を履いて作業を行っていた。そのためこの新しいゴムのウェリントン・ブーツは爆発的なヒットとなった。

引用元:ウェリントン・ブーツwiki

先ほどウェリントン・ブーツの有名な会社としてハンターとエーグルの2社を挙げましたが、上記の引用文の中で、ハッチンソンが特許を取得して立ち上げた工場こそが、エーグル社!

つまり元祖ウェリントン・ブーツとも言える老舗中の老舗ですね!

ぬかるんだ場所で作業をする農民や牧民が多く、防水性の高いウェリントン・ブーツは大ヒット商品となったワケですが、じつはウェリントン・ブーツが爆発的に生産された理由はそれだけではありません。

後の第一次世界大戦でも英国軍はぬかるんだ地での戦闘を強いられていました。

そこで、兵士たちに配給するため、大量のウェリントン・ブーツの製作を受けたのがハンター社!こちらも先ほど紹介した会社ですね。

ハンター社は英国軍の要望に応えるべく、工場を昼夜問わずフル稼働し、なんと118万5036足という膨大な量のブーツを作成しました。

さらにハンター社は第二次世界大戦でも同じように英国軍からの依頼を受け、ウェリントン・ブーツを作成。

英国軍はこのブーツとともにオランダ戦線で活躍し、戦後も配給されたブーツを作業用として愛用する方たちもいたことから、ウェリントンブーツは多くの方に知られるようになったのです。

 

さてここで考えたいのが、「なぜGoogleロゴに選ばれたのか?」ですが、歴史をまとめると

  • 貴族(政治家)が依頼して作らせた
  • 作ったのが王族御用達の凄腕靴職人一家だった
  • 英国紳士の間で大流行した
  • ゴム製になり防水仕様になったことで農民にも大人気になった
  • 第一次世界大戦でぬかるみでの戦闘のため大量生産された
  • 第二次世界大戦でも同様の理由で大量生産された

こうなりますが、Googleのロゴに選ばれるくらいですから、当然「大ヒットしたから」という単純な理由ではないでしょう…。

おそらくは第一次・第二次の世界大戦での活躍や、この発明によって多くの方の作業に役立ったという功績が認められたからではないでしょうか。

少し大袈裟に言えば「これがなければ今の世界はなかった」「違った歴史になっていた」というような、革新的なブーツだからこそ、ロゴになったのではないかと思います。

以上、ウェリントン・ブーツの特徴や歴史、そしてGoogleロゴになった理由についてでした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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